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2008年7月

2008年7月23日 (水)

繰り返す

もういっぺん最初から!
と稽古を繰り返し
今の芝居ををもう一回!
とアングルやサイズがえのために演技を繰り返す
役者は繰り返しの中で生きている。

僕には認知症の身内がいて、同じ会話をいつも繰り返している。
その芝居がかった会話をすることは役者にとっては造作ないこと。
それさっき言ったじゃん!と笑ったり、勿論怒ったりはしない。
どうして何度も同じ話をするのかと問いかけてもいけない。
なぜならばそれはその人にとって問いをかけていることだからだ。
僕らは新鮮に答えるのみなのである。
繰り返されるのは問いかけが終っていないからなのだ。
答えがいまだ得られないから、繰り返すのだ。

話は全く違うのであるが最近は何度でも繰り返し観れるようになった。
俳優にとってはホント恐ろしいことである。

40代のED夫

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2008年7月 4日 (金)

繋がっているという感じ

芝居がいい時にはあって悪い時にはないもの。
その2「繋がっているという感じ」
散々、自宅とか駅のホームとかで繰り返したもの
頭の中でイメージを持ってこね回したものが
カメラの前で本番!という声の後
この世界に表現されて出てくるまさにその時
自分の出すべきカードが出せなくて、ごめんパス!
みたいに禁断のNGを出すことがある。
でもパスは3回まで。その後は投げ出し=廃業だ。
子供が地面を踏みならして何かを確かめるように
何者かが何様かと言うように何かを試す。
そして、コンセントにプラグがしっかりと嵌るように
「繋がってる感じ」がやっとやってくる。
遅いよ!
迷いが無くなり繋がったものから伝わる「問い」
繋がったものへと流れていく「答え」
相手役と繋がり、台本と繋がり監督と繋がり制作と繋がり
カメラと繋がり照明と繋がり音声さんと繋がっていく。

昨日はそんな撮影でした。
皆さんどうもありがとうございました。
僕の準備が足りてませんでした。はい。

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