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2009年8月

2009年8月30日 (日)

有言ジッコー!

Raibu
結果的にですが、告知した通りに僕の独り芝居
自宅探偵こうじ君が神楽坂で、無事公演されました。
まだ人に見せる段階では無いと自分の中では延期しよう!してたんですが
結局、お客様を始め公演場所の御厚意に甘えた形で
お披露目させて頂きました。
ありがとうございました。
やって良かったです。勉強になりました。
まだまだ面白くなります、次回はきちんと宣伝します。
いつでもどこでも、20分の時間と携帯と椅子とごみ箱があれば上演出来る。
そんな僕の常備宝刀にしていきたいと思ってます。

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2009年8月23日 (日)

生きてて良かった…

Hirosi

今日は待ちに待ってた撮影の日。
お久しぶりですと懐かしい人達との再会。
お祭りのようで、楽しくて、エネルギーが吹き出し
嬉しくて、面白くて、幸せだった。
やってれば頑張ってればこんなこともあるんだ…。
記念品もゲット!
毎日眺めてにやにやして今日のことを思い出そう!

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2009年8月17日 (月)

夏の波

Nami
7月8月となんでそうなるの?!的な
史上最悪に落ち込む事件が立て続き
ブログにさえ向かえなかった。
しかし、眠れぬ夜が続いたのは二晩位なもので
立ち直りは順調で頼もしいものが。
効果があったのは矢野惣一さんのセラピーCD
矢野さんの「ありの、ままに。ありの、ままに」
という言葉が砂漠化した心に染み入りました。
感謝。
ポールマッケンナ氏の自信回復CDも注入しました。
「それがどうした」ってドラえもんじゃないけど
魔法のおまじないですね。
ホ・オポノ・ポノも唱えました。
愛読書ヒックス夫妻も読み返し
山崎啓支さんのメールセミナーや
マーシーシャイモフからドリーンバーチューまで行き
草むしりや芝刈りをし
海を眺めて空を眺めて
深呼吸して、走りました。
おかげさまで
脳内麻薬が効き、いい気分です。

自宅探偵こうじ君は脚本をどこかで締め切りにしないと
キリがないので、脚本牟田の制止を振り払い、アップしてしまいました。
脚本さんには認知症を扱ったVo.2「あなたは忘れない」に行って欲しいのです。
俳優牟田には仕事の台詞や自主映画の台詞やこうじ君があって
充実してるようです。
しっかり頑張ります

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2009年8月15日 (土)

自宅探偵こうじ君Vol.1「痛みを知れ!」

Yukata
●夜。テーブル。椅子。帰宅してきたポロシャツの男が携帯に怒鳴りながら鞄を放り、ペットボトルからの水をコップで飲む。
○1〈受け入れない専門医へのクレーム〉
「いやぁだからね、その血液検査では異常無いのかも知れないけど、そちらでも言ったと思うんですが、ウチのは痛みが治まらない眠れないからなんとかしてくれって、救急病院に行ってるわけで、…痛い痛いって、毎日、もう2週間以上ですよ。今日はそちらでレントゲン写真何枚も持たされてCTだMRIだってうろうろさせられたあげく2時間も待合室で待たされて。痛くって座ってられないから救急外来に行ってるんでしょ。それを…?!何ですか?…ええ、腎臓の炎症は無いんですよ。えーと…じゃあ何科に行けばいいんですか?神経内科?あぁ…えっちょっと精神科でもいいって何ですか?何言ってるんですか!ちょっと、それでもあなた、医者ですか!…何て言うかな精神的苦痛をね、そうやってさらに与えているのがわからないんですか。痛がってるんです、原因は何だか解らなくても、病院というか少なくともあなたには高見沢さんの今日の対応には問題がありますよ。いいですか、また後日改めてですね、私も一応…。え、あっ何だよ、切りやがった…ちくしょう…もうっ」
○2〈隣の部屋の妻との会話〉
「あ、ごめん、起こしちゃったね。うんただいま、うるさかった?寝てていいよ」
「君からのメールをさっき見てね。大変だったね。またやられたね、たらい回しね。その担当の高見沢、がまだ病院に居たから、今電話してちょっと言っといてやったよ。全くひどいよ、専門の感染症じゃなかったらもうわからないから他行って下さいだよ。うん、いや病名の診断が付かないからね。薬も出せないんだって。今飲んでる薬との相性とか副作用とかあるかもって考えてるんじゃないの?
参ったね…」「先週内科で出してもらった痛み止めはどう?」
「肩?まだ肩から腰が痛いのか?え、オジサンが後ろから背中を錐で刺してくる?今も?夢うつつでそんな夢を見るんだね。オジサンか…。後ろからね。怖いね。わかる、刺されたようなびりっと来る痛みだろ、ああ、3、4箇所位、痛いのがまた移動するんだよね。うん。いや動かさなくていいよ。」
「痛み止め、もう少し強いのにして欲しいよね。よく寝られないんだよね。何飲んでるって?いつ飲んだ?
それで、やっぱりその、撮影をね、明日なんだけど、大丈夫かな。アハハ。いや、顔も名前も出さないでやるから、そのどんな感じかを話してもらって、いやその不安な感じでさ。病院の対応なんかを今日のとかさ、とんでもない訳でさ。おかしいんじゃないかとかの憤りをね、メールで怒ってたろ。うん、ここ一週間、の検査、色々やったわけだからさ、うん…まぁうまく喋れなくても編集でどうにかするし、大丈夫大丈夫。うん、まぁ、それはそれで打ち合わせをすればいいからね。大丈夫だって、そう、これは「線維筋痛症」だと思うんだよね、やっぱり。症状がぴったりでしょ。その番組も線維筋痛症って題名になると思うんだけど。水曜日には君をその専門病院に連れていくからさ。で診断がやっと付くと思うんだけどね。でもその前にそれまでの君の感じをやっぱり撮影できればね、番組に使う使わないはまだわかんないし。記録みたいなもんだしその方がいいと思うんだ。その辺俺に任せてよ、うん?そうそう、痛いんだからさ、痛み止めは?痛いんだったら飲んだがいいよ。うん、寝てていいよ…おやすみ」
○3〈寝ている猫に話かける。〉
「みゅうちゃ〜ん。イイ子イイ子ねぇ。よし!うん。やっぱりカメラがこっちだと変なもんばっかリ映っちゃうな。最近掃除もしてないし。午前中は逆光になっちゃうからな。ここから蒲団の方へこう、手持ちで移動して、インタビュウはあっちでいいか。みゅうちゃんもそんな感じでここに寝そべっててくれよ。逃げないでね。猫目線のカメラってありかもな。とんとんとんと枕元にやってくる。えさくれ〜って鳴くカメラパーンするとずきっ、痛がってて、動けない、とかね。カメラ意識しなくていいからね。みゅうちゃんはわかんなくてリラックスしてごろんみたいなのがコントラストが出ていいんだよ。」
○4〈制作班に撮影段取りの指示を出す〉
「おう、お疲れ。明日やるよ。カミサンはやっぱり線維筋痛症だ。間違いない。さっき医者にも確認したが血液検査でもレントゲン、CT、MRIでも異常は見られない。腫れてる訳でもないのに全身に激しい痛みがあって動けない。うん、そうなんだよ。日本じゃ診断が付かなくて普通たらい回しになるっていうけどホントそうなんだ。ピッタシなんだ。この先受け入れてくれる病院をやっと見つけても病名診断がまたやっかいで、いいか、その痛みが他の病気からのものでないこと、3ヶ月以上全身の痛みが続いていること、押して痛い箇所が11ヶ所以上あること、この3つが条件になるんだ。ウチはまだ3週間だけど3ヶ月待ってたら家庭崩壊するよ。でももし診断がついても費用は保険適用外の全額自己負担なんだ。欧米では考えられない。生活機能障害を保障しないで何の健康保険なんだ。ん、あ、「線維筋痛症」そっちでも調べて見てくれよ。この病気は広報してやらなきゃならない。まず医者が知らない。何十年間も原因解らなくて診断されず、ただの困った痛がり屋さんだとまわりから扱われて精神的におかしくなっちゃった人達がいっぱいいる。最近はネットで全身の痛みが移動するとかの症状をキーワードで検索出来るから、自分もそうじゃないかって受け入れの専門病院に人が殺到しているらしい。ためしてガッテンでも前にやってたらしいんだ。勿論、2番煎じにはならない。きっとこれで話題になるだろう。うん、企画書は書いて出してある。急ではあるんだけど。取り合えず、カミサンをその北青山の受け入れ病院に水曜に連れていくんだが、うん、診断が付くかどうかはわかんないんだけど、カメラの山下さんが明日空いてるんだよ、だったら今のカミサンの精神的に参ってる感じを撮っといた方が絶対いいだろ。患者友の会みたいなのが広報活動に積極的だからさ、今後って言うか他の撮影は大丈夫だと思うよ、うん、よし、じゃ明日またな。8時でいいよ。その辺はお前が心配することじゃないよ。手配してディレクションだけやってくれれば上の方には俺が責任持つから。あ、ごめんキャッチが入った!じゃ、うん、宜しく!」
○5〈下宿している大学生の娘に〉
「おう、元気か!!メール見たか?そうなんだよ。母さんまだ痛いって寝込んでるよ。お父さんもここ一週間は母さんにべったりの看病だよ。お前もバイトなんてやってないで看病しに帰って来いよ。えらいだろ、家庭第一主義だから。アハハ。まぁ昔はな、あの頃は地方ロケのディレクションも多かったからなしょうがないだろ。お母さんが寝込んでからそういうの全部断ってるんだ。毎晩ちゃんと帰ってるよ。でもさ仕事もしないとお前の仕送りも出来なくなっちゃうから、お父さん会社に企画出して番組づくりからやってんだ。お前もお父さんの番組に出演しろよ。いや冗談言ってないよ、お母さんの病気な線維筋痛症って病気だと思うんだ。それな、原因とか治療法がまだわかってないんだ。聞いた事ないだろ。みんな知らないんだよ。知ってるか、その病気なのに理解されなくて自殺した人だっているんだ。死に至る病気ではないが死んだ方がましな病気って言われてるんだよ。恐ろしいだろ。母さんにはあんまり言ってないだけど知ったらそりゃショックだよ。それでその病気を世間に理解してもらう番組を今度作るんだ。これは母さんのための仕事だ。喜ぶと思うよ。うん母さんも出てもらうよ。うんお前も考えとけよ。お前達のために仕事してんだよ。な、また連絡してこいよ。ウチに彼氏と帰って来るなよ、まだいないか、そうか。そうだよな。ははっ」
○6〈自宅探偵こうじ君〉
「あの、すみません、ごめんなさい。さっき電話であんたそれでも医者かとかって言ってたんですけど、その後私も一応とか言おうとしてたんですけど、やっぱりマスコミ関係なんだぞ、力持ってんだぞってね、番組として突っ込んじゃうぞ、暴いちゃうぞってね。なるほど、でもあなたもですね、実は奥さんが線維筋痛症だとは思ってないんじゃないですか。えっ、だってね、さっき奥さんに痛み止め飲んでるか何回も聞いたよね。いやいや、近所の内科でもらった粉薬ね。毎回欠かさず飲んでるか奥さんに確認した。つまり、痛み止めを飲まずに寝たりしてないか?痛みはまだ続いているのかどうか。奥さんを苦しめている絶え間ない痛み。でもそれはあなたにとっては何なのか?ね!いやいや、あ、そうだ、ごみ箱に、薬の入っていた袋はあるかな。探せ!探せ!痛み止めを飲んだという証拠!まだ痛がってる。よかったぁ!って、あれ、袋、ないなぁ。一個だけ?まっいいか。ねえ、でもさぁ、言ってもいい?奥さんには詐病の可能性があるよね。奥さんは痛いふりをしてるだけかも知れないよね。その方が何千人に1人の奇病とか難病とかだというよりもあなたには思い当たる節があるんじゃないの?それはたぶんあなたを夫として試す為だったとか、これまでのあなたの行ないを懲らしめる為だったのとか。ただ単に恥をかかせたかっただけなのよぉとかね。精神科を薦めたあの医者の方が正しくて実は罵ったあなたの方がてんで間違っていたとしたら。笑っちゃうよね。でもさぁ、そもそも奥さんの病気は何なのか。線維筋痛症ではないのか?だいだいそんな病気あるの?何もしてないのにいつまでも痛いなんて、おかしくない?知ってる?あのね痛みっていうのは幻想なんだ。そう感じてるだけ。そう知覚してるだけ。人それぞれなんだよね。そういうことにしてるだけのことなんだ。でもそれが血液に細菌の感染が確認されれば感染性炎症による痛みと診断がつき医療機関による治療が始められる。奥さんが突然の激痛を訴えたのに病院は原因が判らないと治療してくれない。そのことをあなたは怒った。日本の医療や行政に問題があると奥さんと共同戦線を張ろうと考えた。痛がっている奥さんからの目線とか立場で行きたいんでしょうけど、あなたには奥さんの痛みなんてどうでもいいこと。どんなに苦しもうが知ったことじゃないでしょ。あなた、それでもだんなさんですか!」
○7〈猫との会話〉
「何言ってんだよ!うるさい、だまれ!あいつは痛がっている。あいつの痛みは本物だ!俺があいつの痛みを知らないわけないだろう。肩から背中、腰にかけて刺すような痛みだ。原因がわからない不安感を伴う激痛。だから寝れない。わかってる。勿論それをドキュメンタリー番組にしようとする時リスクがあるのは当然だ。しかし明日、もし、あれ、今日は痛くないなんてあいつがケロッと言ったらどうする。撮影はできない。番組にもならない。3ヶ月痛みが続いてこその線維筋痛症という難病だからだ。専門の病院で少しずつ回復へ向かう。患者達の苦悩と希望。これが番組のコンセプトだ。まあ最悪あいつには明日は痛がってもらわなくてはならない。明日番組の撮影はする。今のあいつの肉体的精神的苦痛、これは貴重なんだ。放送することになればそれはそれでいい。製作費うんぬんの問題ではない。一体俺は何をやっているんだ。プロデューサの身内のやらせかよ。もう死んだ方がましだ、助けてくれと七転八倒するあいつに俺が出来る事と言ったらこういうことなんだ。これが仕事なんだよ。嘘な訳ないだろう。痛み止めは飲んでいる。あいつは痛がっている。助けようと思ってる。」
○8〈自宅探偵こうじ君〉
「えーっといいですか。はい、注目!解んなくなっちゃいましたか?もし奥さんが線維筋痛症という病気だとしましょう。あなたはこれから何年も奥さんと共に病気と闘っていかなければなりません。いいですか。番組作るなら作っていいけどそれで奥さんの痛みは治まりません。あなたはあなたの人生を変えなければならない。その覚悟はありますか。それは、奥さんがあなたを騙していたとしても、それは無いかも知れませんが、やはり同じこと、あなたはこれまでの人生を捨てなければならないでしょう。何故か?痛みと言うのはそういうメッセージだからです。違う!そうじゃないよ!というメッセージです。生き方が違うから胃が痛くなる。胸が痛くなる。奥さんはあなたと共に生きている。あなたには今ここが痛いって言う奥さんをただ受け止めることが出来ない。何かが違っているとは思わない。何かの病気だろう。何の病気だろうが無かろうが、その前に奥さんは自分の感じている痛みが確かなものとして誰にも認められない。まず問題はそこだ。番組なんて作らなくていい。ただ奥さんが自分を責めずに済むようにあなたがまず痛みを受けとればいい。どうすればいいのかと訊ねればいい。何が違っていたのか聞けばいい。痛みというメッセージをあなたがきちんと受け止めれば奥さんの中の痛みはこれ以上苦しんで見せる必要は無くなる。あなたに変わる覚悟があれば違うというメッセージはもう生まれない」
○9〈小6の息子が起きてくる〉
「ごめんね。おしっこ?明日は算数の授業参観だよな。お母さんは無理かも知れないけど、お父さんは行けるよ。明日は仕事も無いから。これから電話して終りだ。母さんと同じ病気で同じように苦しんでいる人も世界中には何百万人もいて、それを救うのがお父さんの仕事だと思ってきたんだけど。お父さんはその全てに責任を果たさなくてはならないと思ってきたんだけど。目に見える確かなものしか信じてなかった。お母さんがどう感じてるとか、自分がどう感じてるとかも判ってなかった」「おまえはわかってたか?」「わかってたか。わかんないか?」「お母さんの病気はお父さんが絶対に治す」「そうだよな」「おやすみ」
「ありがとう」「もしもし…あ、お疲れ…」

電気が消える。

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