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2011年5月

2011年5月27日 (金)

変わりゆくもの

2年前に撮影に参加し、その完成後、上映の機会を待っていた愛すべき映画

「つるしびな」が5月6日に震災復興チャリティーイベントで上映された。

後から来た仕事とWブッキングしてしまった僕は何の応援もせず

中野の会場に駆けつけた時には盛況なるイベントも終わった後だった。

これはその時もショックであったが、いまだにその痕をひいている。

何故、このイベントを何よりも優先させなかったのか!!


基本、役者は貢献、奉仕 献身によってしか存在できない。

身も心もスケジュールもただ捧げ、役を待ち、作品の為に貢献する。

その報酬は何か? 見返りに何を期待しているのか。

いい年齢になり、他の人生を歩むことももうないだろうと思うようになって

今さらながら、いまだに待ち続けながら、はて?

自分は何を期待しているのかと考えてしまう。


上映会のようなイベントで受け取れたはずの手応えも受け取らず

この先僕はまだ役を待ち続けられるのだろうか。

と、いうのが、ショックの内実だったのかな。

しかし、まぁしかたない。

「つるしびな」はまだまだこれからいろんな手応えを得られる楽しみな作品だ。


話は飛躍するが

役者をバカバカしいと思いながらも、やっていられるひとには皆

自分は愛されているという確信がある。まず理由なき確信がある。

つまり役者を続けていくのは何故自分は愛されるのかの理由を知る試みなのだ。

自分大好き人間の自分探しー とバカにしてもらっていい。

それは幸せな人生だ。


ただ、問題になってくるのは愛するものも何もかも常に変わりゆくということだろう。

受け入れられなければ苦しい。

役者は変わらない自分自身の周りにやって来る、変わりゆくものを

ひとつひとつ残らず受け入れていく。それ以外 生き残れる道はない。


ふぅ、やっと題名にたどり着いた。

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