シナリオ講座という点
3月の震災で封切り映画館が倒壊し、一般上映を見送っていた
大和優雅監督の「つるしびな」が宮城県大崎市の
シネマ・リオーネ古川で、11/12(土)~25(金)に上映されることになった。
こんなことがあったシリーズで恐縮なのだが
1996年という年は1月の新宿タイニイアリスでの作演出「クロスアンドフライ」上演
で始まり、脚本をもっと上手くなりたいと僕は4月から作協シナリオ講座に通った。
ドラマライターとしてこの時の体験は大きなものだった。
基礎科、研修科と共に学んだメンバーは皆強者ぞろいで
僕の書いていったものは
皆の辛辣な批評で毎回蜂の巣になった。
だが、15年経った今でも交流がある。
それはその12月に僕がそこで知り合って速攻結婚したということもあるのだが
みんながみんな今でも書くことを辛辣に続けているからだろう。
ウェブで見てもらってもわかるがその期はかなりの高確率で皆がシナリオ賞を取り
かなりの高確率で皆がプロのシナリオライターになった。
その一人大和優雅くんは1996年「つるしびな」の初稿をその習作として書いてきた。
はたち、とかだったかな。僕とは品評会の班が違ったので詳しくは知らないのだが
そこで確かな手応えを感じたのだろう。評判はかなり良かった。
今回観てもらえばわかるが奇跡のような脚本だ。
そして15年。
あの時結婚して翌々年生まれた息子は中学生になっている。
かろうじて役者は続けている。
来る12月には大和優雅監督作演出の芝居にも出させてもらえることになった。
シナリオ講座という点
それは僕にとって今も非常にアクティブで刺激的な点だ。
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- シナリオ講座という点(2011.09.14)
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