こころのとも
母が、自分の状況を説明しようとして、
友達が言ったのよ、と言う。
認知症と言うか内面の話をもう少し。
特に短期記憶すべき事柄があやふやになって来るのだから
嘘と本当もあやふやになるのもしかたない。
でも心の声は届いている
繰り返し行動を邪魔する声、あるいは優しく導く声
どの声について行けばいいのか。
時間軸にのっとり
外であったこと内にやって来たことの区別を付けて僕らは
自分としての一貫性を保っている
誰かから聞いた言葉と内なるつぶやきの違い。
それは僕らにとってもあいまいだ。
自分を不安にさせる言葉に繰り返し苦しむこともある。
慰めて、元気づけてくれる声もあるだろう。
そんな声を友達と認識した。
今やっていることは友達に言われたこと。
こころの友だけが母をそして僕らを導く。
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