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2013年1月

2013年1月15日 (火)

2013年もどうか

Kokopore

「ヒーリングコード」で検索してここへ来られた方のために、「ヒーリングコードの効果 VS 本番演技の緊張」 を今年最初の記事にしよう。

かの名優ローレンス・オリヴィエも出番前に舞台恐怖症に苦しんだと言うのだから、何よりも完璧なリラックスを要求される現場で、その演技を意識的に全く緊張しないで出来ると言うのには何らかの技術が必要だろう。

ローレンス・オリヴィエの場合は名優という自意識が酷評された自分の演技を受け入れず、表現を邪魔したということなんだろうけど、それほどの自意識を持ってるわけでもないのに現場でテンパってしまう僕っていったい?という話で。

緊張して憂鬱になる時、やはり何かしらの「失敗体験」が蘇る。役者の仕事というのは全て呼ばれ仕事だから、役者の仕事があるというのは何らかの成功体験に基づいていて、逆に仕事が無いというのは何かにどっかで誰かに、失敗してしまったということになるのだが、役が無ければ役者は死んでしまうわけだから、失敗に対する防衛本能というものが僕なんかの場合でもピーピーと発動する。

花粉に対する過剰防衛としてアレルギー症状が出て来るように、今まさにやろうとしている演技をまた昔みたいに失敗しないようにと頑張ってる自意識がこの現場にしゃしゃり出てくるのが緊張である。余計なおせっかいエネルギー。暗い過去とどうなるかわからない未来を結びつけ常識的な忠告を繰り返すだけで創造性ゼロ。全く迷惑な奴だ。

僕の場合、立場の偉い方に怒られた記憶が鮮烈に蘇り、偉いあのお方は確固たる態度で僕なんか絶対ダメときっぱり断定し、惨めな気分そのままカメラの前で引きつった顔でセリフも忘れて何とか出てきたのは、すみません!だけだったということになっちゃうのである。

痛い記憶というのはパブロフの犬のように連想タグを色んな物にしっかり付ける。現場の何を見てもそのタグが付いてるということになれば立派なノイローゼくんである。

で、かたやヒーリングコードである。

例えば4箇所で3回繰り返す30秒間で、僕が心で繰り返しているのは

「過去を許し、過去から自由になります。愛と真実から行動します。私には価値があります。私は人、物、環境に期待せず、自分を愛することが出来ます。自分を尊敬しています。一瞬一瞬を楽しみます。自分に出来る事をするだけです。後は神様に任せます」である。

つまり過去に縛られ、イライラから行動し、自信無く、責任も取れず、幸も不幸も周りのせいにし、いらぬ心配をし、今を見逃す情けない自分が作ったこの傷ひとつひとつをひとつひとつの言葉で癒していくのである。抑圧された失敗体験を意識上にあげそれを受け入れ、他の誰にもできない事として自分の為に自分が慰めるのである。

何よりも大事なのは「今」である。闘うべきは「今この瞬間」であって、その幻想空間にある緊張をつまみ、手放し、代わりに創造エネルギーを受け取り、セリフのイメージを本当の事として生きれればいいわけで、例えどんな現場だって関係ないのである。簡単な作業なのだ。

緊張をつまみ手放すのはセドナメソッドが有効である。他の方法は知らないし必要ない。本番5秒前に息を吐けば緊張は消え今が現れる。

自意識の邪魔から逃れた創造エネルギーは、僕を導き、僕を守り、思いもよらぬ表現となって現れて僕を楽しませる。

そしてそれは全てが、僕の中だけで僕の意識の上だけでおこっていることなのだ。

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